空想科学劇『Kappa』の東京公演千穐楽を終えて

空想科学劇『Kappa』〜芥川龍之介『河童』より〜

東京公演千穐楽お疲れ様でした!

本当は京都公演も終わってからまとめようと思ってたんですけど、あの公演を観て今整理しないと京都に行けない〜〜〜と思って書いてます。

 

私はジャニオタ出戻りですがドがつく新規なので、この舞台が私にとって初めてのジャニーズの現場でした。生で見る織山くんの破壊力。すごいなぁと毎回思わされました。いつ会いに行っても織山くんはカッコいいし可愛いし天才だし大好き!!(激甘)

 

東京公演の1週間はレポを読む度に、自分で直接見る度に「織山くんはきっと大丈夫」と言い聞かせていたけれど、やっぱり心配だった。公開ゲネの時点で織山くんは「死ぬ気でやる」って言ってたけど、本当に死ぬんじゃないかと思った瞬間もあった。

千穐楽でコングさんが忍者のクリアファイルを持ってくるという温かいアドリブに対して顔を背けて下唇を噛んで泣いてる織山くんの姿を見て、23号を演じる糸がその瞬間はプツンと切れたような、23号じゃなくて織山尚大の姿のような気がしました。汗と涙で顔がぐしゃぐしゃになりながら踊っててもその姿がすごく綺麗で美しかったんですよね。

カテコでのスタオベに青木くんも織山くんも泣き出しちゃうから、その姿でもう胸がいっぱいだった。彼ら2人だけでつくった舞台じゃないのに、コングさんもしんぺーさんも川口さんも木ノ本さんも温かく見守って下さっていてすごく有難かったです。

2階席から見るスタオベの景色が本当に綺麗で温かくてステージから見ていた織山くんの目にはもっと綺麗に映ったことでしょう。

 

「今回は『死ぬ気でやる』と決めてここまで来たんですけど、その分毎日舞台に立つことが死ぬほど怖くて、正直に言うと舞台中死にたくなりました」

 

言葉を詰まらせて、泣きながら話してくれた織山くん。あぁ、そうなんだって衝撃を受けたけど妙に納得できちゃったんですよね。東京公演の1週間で抱いた私の不安とか心配との答え合わせができたような感覚でした。

私の目に映る織山くんはステージに立ってるとすごく生き生きとしてるんです。織山くんが命を削るから、死ぬ気でやるから、ステージに立つ織山くんを見ると「あ〜生きてるな〜」って思えてしまう。「生」と「死」が紙一重であることを痛感しました。

死ぬ気でやるからステージに立つのが怖かったのかなと私は解釈して、織山くんが死に対して恐怖を感じていることが救いだった。まぁ言葉は重すぎたしこの解釈ができたのは1日経ってからだけど…

自死で家族を亡くした身からすると、誰にも言えずに1人でいなくなるんじゃなくてそう思ったことを話してくれたのが嬉しかった。相応しい言葉かどうか分からないけど、口に出せて良かったのかなって私は思います。

最後に親指を立てて舞台袖に捌けていく織山くんの背中が大きく見えて、心からの感謝とお疲れ様を込めて拍手を送りました。

 

 

私は織山くんのことをまだまだ知らないけれど強がりで繊細で負けず嫌いなんだろうなと思ってます。

千穐楽で口元を抑えて泣いていたり声を震わせながら話してくれた織山くんを見て、この子はこの細い体でどれだけのことを考えて抱えていたのだろうと思って苦しくなった。

10代の子、Jr.を応援するのは織山くんが初めてで、最初の頃はなんか気になるというか、目が離せない存在でした。ほっといたら消えちゃいそうなくらい儚い瞬間もステージ上では垣間見えたくらいですし。まぁ今じゃ私にバカデカ感情を抱かせる存在になりましたけど!!そういうところもまとめて好き!! 

 

こんなのオタクのエゴだけど、やっぱり大好きな人には辛い思いをして欲しくなくて。楽しいことや嬉しいことを経験して欲しいんです。でもきっと織山くんは痛みや苦しみを感じることで「生きてる」と実感する人だろうから、その苦痛を感じても、せめてそれを上回る幸せや達成感、彼が生きている価値を織山くんに感じて欲しいと心から願っています。

 

東京公演1週間お疲れ様でした。

京都公演までの少しの間、織山くんが23号から解放されると思うと、少し気が楽になるというのも本音です。京都公演を終えたら本当に見られなくなっちゃうんだなぁと思うと寂しいけど…

千穐楽を終えてから伝えたい言葉もあるので、その言葉はその時まで取っておきます。

京都公演も楽しみにしてます。

 

今日もあなたが大好きです。

どうか、幸せでいてね。